何をしたら良いか分からなくて、様子をみていたら吊られた
このような経験がないだろうか?
そのまま、同村者に無視のような扱いをされ、何が良くて、悪いかが分からないまま30分以上が経過して終了。
勝ったか負けたかもよくわからず、ガッツポーズをとっている味方に対しては疎外感を感じ、負けて悔しんでいる味方に対しては申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
なんなら、気性の荒い人に本気で詰められることさえあるし、ゲーム前は優しく挨拶をしてくれた人も、ゴミを見るような目で見てきて、もう何を言っても舌打ちしか返ってこない。なんてこともありうる。
理不尽だと感じることも無理はない。
しかし、チーム戦のゲームであるから、しょうがないところはある。
参加人数が増えてくると処理する情報量やゲーム時間も増えるし、全員が本気で取り組んでほぼ五分のようなレギュレーションが多い中で、追いつけなくなることもあるだろう。
初心者が何もできないで吊られると、他のチームメンバーが盤面上苦しい思いをしながら戦わざるを得ない状況になるし、勝敗が偏ってしまう。だから、上級者が憤る気持ちにも理があるのだ。
例を挙げると、職場の新人の犯したミスの巻き取りのために、あなたが残業するというのに、構図は近い。明確な違いを敢えて挙げるとすれば、仕事とは違い、味方が固定されずランダムで配布されるから、上級者側には採用権限もなければ、育成義務もない。いつか手に入るリターンもない。
配牌の段階で片方が敗北に近くなるのだから、ゲームが崩壊する。だから、そもそも配牌に混ぜたくないのだ。だから、歓迎の姿勢は崩れやすい。
しょうがないところがあるとはいえ、競技性がほとんどないコミュニケーションゲームで、煽り・暴言等が激しいものは、攻撃をする側でないと極めてストレスだろう。
こんなもの、楽しさを感じる前に辞めてしまうのも無理はない。
「半年ROMれ」などと言われることもある世界だ。一朝一夕で身につくようなものでもない。慣れて最低限こなせるようになったら、とても楽しいゲームであるのだが、悲しいことにそこに至る前につぶされてしまう人が多いのだ。
見ているだけでも楽しい人狼ゲームで、プレイヤーが減ってしまうことは対戦ゲームにおいて損害でしかない。
そこで、本ブログでは初心者講座を初めることにした。プレイヤーの減少を少しでも予防し、向上させることを目的としている。
構成は以下のようなものを検討している。
1.村人の正体
2.役職者(占霊騎)の正体
3.狂人・人狼の正体
4.盤面整理入門
5.よくあるセオリー
6.宗教と空気感
7.人狼ゲームの可能性と人間の限界
まずは、「村人の正体」の結論を記載することにする。これは、以降の話に密接に関係するので、是非とも頭の中に入れておいてほしいし、意識してほしい。
そこから、あなたが「何をするべきか」を選択できるようになれば、筆者としてはとても嬉しい。
それでは、先に結論を述べたいと思う。
「村人の正体」は検察官である。